インテリア

インテリアと色彩

インテリアとは生活者が快適な生活行為を行うために一番身近な「モノ」としての空間

人的要因

住む人
家族構成、年齢、住まい手の好み、ライフスタイルなどのことで、インテリアの核となるもの

環境的要因

場所・スペース
立地条件、敷地条件、日照条件、眺望など、人の住まい方に影響を及ぼす

建築的要因

建物
住宅構造・工法、空間の配置、戸建・集合住宅の違いのこと
空間を決定づける要因

機能的要因

使い心地
間取りや家具の配置、住宅設備や機器など、物理的な快適性や機能性に関する要因

感覚的要因

見た目
形態、スタイル、色彩、素材、照明などのこと
空間のイメージを決定づてる要因

経済的要因

お金
初期投資やランニングコスト、メンテナンスコストなど、経済面で考慮すべき要因

住宅インテリアの色彩
インテリア空間では、形や素材感とともに、色彩が重要な要素
色の使い方が住む人の気持ちや行動に変化を与える
色彩のもつ効果やイメージが重視される
それぞれの部屋の使用者や使用目的により決定

共用空間
リビング・ダイニング

刺激が少なく、飽きのこない色彩が基本

個人空間
寝室・子ども部屋

個人の好みや感性を個人的に表現

インテリアのカラーコーディネーション

部屋の広さ、使用目的、形態や空間のスタイル
利用者のプロフィール(年齢、性別、目的)ライフスタイル(趣味、嗜好)
室内のイメージの方向性
色彩イメージの方向性と配色
素材・テクスチャーと仕上げ
照明の方法
ほかの部屋との調和

インテリアの配色

空間や使用目的に応じて、統一と変化のバランスを調節することが必要

統一の調和
同系色相の調和による配色

類似色相・類似トーン(統一感が強調、落ち着いたまとまりのあるイメージを演出)

類似色相・対照トーン(色相の統一感が強調

変化の調和
対照系色相の調和による配色

対照色相・類似トーン(変化を感じる)

対照色相・対照トーン(変化が強調、コントラストが強くメリハリがある)


インテリアにおける色彩検討


住宅インテリアの色彩

リビングルーム
くつろぎを感じられる色彩
ダイニングルーム
おいしく楽しい食事を演出
個人の部屋
個人の好みに応じて個性を演出
寝室
快適な睡眠のための安全で落ち着く

オフィスインテリアの色彩

事務スペース
作業効率につながる色彩
食堂・休憩室
リフレッシュできる色彩
オフィス全体
明るく清潔感、マナー向上につながる
受付・ロビー
企業PRやイメージアップが図れる

工場インテリアの色彩

工場
視認性を向上させる
安全性につながる
明るく清潔感がある
社員マナーの向上
統一感がある
秩序づくりに効果のある色
作業効率が上がる色彩

店舗インテリアの色彩

店舗
業態イメージが強調できる
商品ディスプレイを効果的に見せる
買い物の楽しさが伝わる
安心感のある色彩
個性的で印象深い色彩
顧客満足度につながる色彩