光の性質と色 of color

光の性質と色

物体の色の見え方

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物体に光が当たると、光は表面で反射するか、吸収されるか、その物体を透過するのかいずれかの経路をたどります。
光を通さない物体では、光は反射するか吸収されることになります。白く見える物体は、太陽光が当たると可視光のほぼすべての波長域を反射するので白く見えます。黒く見える物体は、太陽光が当たると可視光のほぼすべての波長域を吸収するので黒く見えます。また赤く見える物体は太陽光が当たると可視光の長波長(赤の領域)の光を多く反射するので赤く見える。

分光反射率曲線

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物体が光の成分であるスペクトルを、どのように反射(あるいは透過)するかという特性をグラフ化したものを分光反射率曲線(透過の場合は分光透過率曲線)といいます。分光分布が光の成分を表すのに対して、分光反射率曲線(分光透過率曲線)は光の成分が物体に反射(透過)した割合を表す。